Column

コラム

タイヤ組み換えの際に交換した方がいいものはある?

タイヤ組み換えの際に交換した方がいいものはある?

タイヤはゴム部分だけでなく、定期的に他のパーツを交換することが安全に長く車を使うために大切なことです。そこで今回は、タイヤ組み換えの際に一緒にしておきたい作業を2つ紹介します。これからタイヤ組み換えを考えている方は、ぜひ検討してみてください。

エアバルブの交換

タイヤ組み換えの際には、エアバルブを一緒に交換するのがおすすめです。以下では、エアバルブの役割や交換の重要性などを詳しく解説します。

エアバルブとは

エアバルブとは、タイヤに空気を入れる際にエアー充填用のホースをつなぐ部品のことです。バルブ本体とバルブキャップに加え、内側にあるバルブコア(通称虫ゴム)の3つパーツで成り立っています。

ゴム製と金属製に分けられ、自動車メーカーの純正タイヤに付いているバルブのほとんどがゴム製のバルブを採用しています。

放置するとどうなる?

エアバルブを交換せずに放置すると劣化によってひび割れが発生し、徐々にタイヤの空気が漏れていきます。さらに劣化が進行すると急激な空気漏れが発生し、事故につながる恐れもあるため非常に危険です。

また空気圧が低くなると、燃費が悪くなったりスリップしやすくなったりするため、エアバルブの劣化に気付いたらすぐに交換をしましょう。

エアバルブ交換の重要性

エアバルブは、タイヤの空気圧を保つ役割のある重要なパーツです。

劣化したエアバルブを使用し続けると、最悪の場合、走行中にエアバルブが破損して重大な事故につながる恐れがあります。

また、レッカー車を呼ぶ手間や修理費用がかかってしまうだけではなく、周囲の人を巻き込んでしまう可能性もあります。

ゴム製のエアバルブ(ゴムバルブ)であれば1個数百円程度で購入できるので、高額な修理費用の発生を防ぐためにも定期的に変えておいたほうが安心・安全です。

エアバルブの交換目安

ゴム製のエアバルブ(ゴムバルブ)の寿命は2〜3年と言われていますが、走行距離や車を使う頻度、走る道の状態によって異なります。

ゴムバルブはタイヤと同様、素材にゴムが使用されており、経年劣化は避けられません。金属バルブはゴムバルブよりも比較的長持ちすると言われていますが、ゴムパッキンが使用されているため、ゴムパッキンの劣化により空気漏れを起こすことがあります。

内部の状態は見る事が出来ないため、劣化状態を目視で判断することは困難ですが、タイヤの交換時期が来た場合はエアバルブも寿命を迎えている可能性があります。そのため、タイヤ交換の際に同時に交換しておくと良いでしょう。

交換費用

ゴムバルブ自体の価格は1個あたり300〜500円程度ですが、この部品代に工賃が加算されるため、タイヤ1本につき3,000円程度の費用がかかることがあります。

しかし、タイヤ交換と同時にエアバルブを交換すれば部品代のみで済むため、通常プラスで工賃がかかることはなく、エアバルブだけを交換するときよりも費用は抑えられるでしょう。エアバルブの交換を怠ったことで後々発生する可能性がある工賃を考えると、タイヤ交換の際にエアバルブも交換しておくことが賢明です。

窒素ガスの充てん

タイヤ組み換えの際には、窒素ガスの充てんも同時に行うのがおすすめです。以下では、窒素ガスを入れるメリットや費用などについて詳しく解説します。

窒素ガスとは

窒素ガスとは、空気中に約8割含まれている不活性のガスです。以下で窒素ガスのメリットを紹介します。

タイヤに窒素ガスを入れるメリット

それでは窒素ガスのメリットを見てみましょう。

<漏れが少ない>

そもそも、空気には窒素の他にも酸素やアルゴンなどの様々な物質が含まれています。

そのなかで窒素の分子は酸素よりも大きく、タイヤのゴムを通して自然に抜けてしまう透過性が低いという特徴があります。そのため、空気圧は通常の空気を入れたときよりも2〜3倍長持ちすると言われています。

<温度による空気圧の変化が少ない>

窒素ガスの性質そのものにもポイントがありますが、実はそれ以外にも注目すべき点があります。それは空気中には必ず含まれる「水分」がほとんど含まれないという特徴です。

水分の体積は温度によって変化するため、タイヤの内部に水分が含まれていると、路面やブレーキなどの摩擦の熱で空気圧に大きな影響を与えてしまいます。

窒素ガスにはほとんど水分が含まれていないため、気温や熱による空気圧の変化が起こりにくく、燃費や走行の安定性の向上に効果的です。

空気と窒素ガスを混ぜても問題ない?

空気にも窒素が含まれているため、空気と窒素ガスを混ぜても問題ありません。

ただし化学変化こそ起こらないものの、空気と窒素ガスを混ぜると窒素ガスを入れた効果が薄れてしまうため、混ぜることは推奨されていません。

窒素ガスの効果を保つためには、必ず窒素ガスを取り扱っている業者に依頼し、窒素ガスのみを補充するようにしましょう。

窒素ガス充てんの目安

窒素ガスは普通の空気よりもタイヤの空気圧が下がりにくいものの、空気が全く抜けないわけではありません。

空気圧が低い状態で走行を続けると安全性に欠けて危険であるため、年に数回、定期的に点検を行うことをおすすめします。

充てん費用

窒素ガス充てんの費用相場は、タイヤ1本あたり500円程度です。4本すべてを交換すると、1回あたり2,000円程度の費用がかかることになり、仮に窒素ガスを3か月に1回のペースで補充したとすると、年間で8,000円程度の出費が見込まれます。

しかし、店舗によっては窒素ガスの充てんが無料サービスに含まれていることもあり、タイヤ交換と同時に補充を行うとお得になるケースがあります。

北関東に12店舗を展開している「らくらく持込タイヤ市場」では、タイヤ交換時の窒素ガスの充てんを無料で行っているので、ぜひご利用ください。

タイヤ組み換え時にはできるだけまとめてメンテナンスしよう

タイヤ組み換え時に、他の部分のメンテナンスをまとめて行うことで、手間やコストを抑えることができます。「らくらく持込タイヤ市場」は、持込タイヤの組み換え交換専門店です。知識豊富なベテランスタッフが対応し、エアバルブ交換や窒素ガス充てんのサービスも行っています。

タイヤの組み換えなどまとめてメンテナンスしたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。