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タイヤ交換はタイヤの種類にも注目!専用タイヤってどんなもの?

タイヤ交換はタイヤの種類にも注目!専用タイヤってどんなもの?

タイヤには種類があるため、タイヤ交換時にはそれぞれ目的や車種などから適切なものを選ぶことが重要です。

今回は、タイヤの種類についてご紹介いたします。タイヤ交換を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ミニバン専用タイヤとは

ファミリー向けとして人気のミニバンは、専用のタイヤを選ぶことで走行性が向上します。

そもそもミニバンとはどんな車?

ミニバンはワゴンタイプの1.5BOXや2BOXのことで、3列シートのタイプが中心です。規格上の定義などはありませんが、6〜8人ほどが乗車できるファミリーカーのことを指します。

ミニバンの特徴

車内空間が広いミニバンは、車体が大きく車高も高い車です。そのため、走行中は左右に揺れやすくなります。また、たくさんの荷物を載せることもできるため、重量も重くなりやすい分、タイヤへの負荷も大きいという特徴があります。

ミニバン専用タイヤとは

車高が高いミニバンは、高速での走行や強風時、カーブ時などに車体が傾きやすいので、ミニバン専用タイヤはサイドウォール部分を固くして安定性を高めています。さらに車体が横に傾くことでタイヤの外側が摩耗しやすい点に対しては、溝や材質を変えることで対応しています。

また、ミニバンは燃費の悪さを改善するための工夫も施されています。重量があるミニバンは、走行時にタイヤと路面が接地している面積が広く「転がり抵抗」が大きくなりがちです。しかしミニバン専用タイヤなら、タイヤが変形しないような構造になっているので「転がり抵抗」を減らすことができます。ミニバン車のタイヤ交換時には、ミニバン専用タイヤを選ぶようにしましょう。

純正装着(OE)タイヤとは

新車納車時の純正装着タイヤ(OEタイヤ)とはどんなタイヤなのか、後付けタイヤとの違いも併せて見ていきましょう。

純正装着(OE)タイヤとは

純正装着タイヤは、自動車メーカーが特定の車種に装着するために、タイヤメーカーに特別に開発させた専用タイヤで、新車装着タイヤなどとも言われます。市販されておりタイヤ専門店などで入手できます。

走行性や乗り心地はもちろん、静粛性や環境への配慮などにこだわった、その車と相性が最もよいタイヤであり、高級車を中心に装着されています。特に、欧州車は新車時に純正装着タイヤを装着しているものが多く、タイヤを履き替える際も純正装着タイヤを選ぶとよいでしょう。

純正装着(OE)タイヤの代表的なメーカー

純正装着タイヤは、同じ車でも複数のメーカーから供給されています。

・ブリヂストン

・トーヨータイヤ

・ダンロップ

・コンチネンタル

・ミシュラン

・ピレリ

上記のようなさまざまなメーカーが純正装着タイヤを製造しています。

純正装着(OE)タイヤと市販用(リプレイス)タイヤの違い

純正装着タイヤは自動車メーカーが考える「その車にとって最適なタイヤ」なので、安心感があります。特に欧州車などではタイヤの走行性能と快適性能、環境性能のバランスが重要視されるため、タイヤの選び方が良く分からない、というユーザーにとって純正装着タイヤは間違いのない選択肢の一つです。

一方、市販用タイヤは性能面でも価格面でも様々な特徴から自由にタイヤを選べるため、ユーザー自身が考える「自分の使い方にとって最適なタイヤ」を選択し、車をより使いやすくすることができます。新技術の搭載や、特徴の強いタイヤ、という点は市販用タイヤの強みです。

ランフラットタイヤとは

ランフラットタイヤは、2000年代の初めから市場に登場し始めた比較的新しいタイヤです。どのような特徴があるのか、詳しくご紹介します。

ランフラットタイヤとは

タイヤはパンクして空気圧がゼロになると、その形をキープできず走行不能になるのが普通です。しかしランフラットタイヤは、サイドウォール(側面)を通常よりも強くしているため、パンクをしてもすぐに走行不能にはなりません。むしろ、ドライバーが感覚ですぐにパンクに気付くことは難しいと言われています。そのため、ランフラットタイヤを装着する車にはタイヤの空気圧をモニタリングできるシステムが搭載されており、パンクなどのトラブルをドライバーが確認できるようになっています。

また、ランフラットタイヤを装着できるのは、基本的にはもともとランフラットタイヤを履いていた車のみです。もともとランフラットタイヤを履いていた車に通常のタイヤを履かせることも可能です。その場合、万一パンクした場合にも対処できるよう、パンク修理キットの搭載などが必要となるため、知識のある専門店への相談をおすすめします。

なお、タイヤの種類を見分ける方法はメーカーによって異なりますが、タイヤに「RFT」や「ZP」などの記載がある、または通常「225/45R18」などで表されるタイヤサイズが、「225/45RF18」などと表記されていればランフラットタイヤです。メルセデスベンツ、ジャガー、BMWなど外国車以外に、レクサスや日産など一部の日本車にも使われています。

ランフラットタイヤの構造

ランフラットタイヤの構造の特徴は、強度の高いゴムが使われていることです。パンクをして空気圧がなくなったときに、強度の高いゴムが車を支えることでタイヤの形を保てるように作られています。ゴムが硬いことにより、販売開始直後は乗り心地が悪いタイヤと言われていましたが、現在はより高性能で乗り心地のよいランフラットタイヤが開発されています。

ランフラットタイヤのメリット

一番のメリットは、タイヤがパンクしてしまった状態でも安全な場所まで車を移動させることが可能な点です。これによって事故のリスクが大幅に減少するでしょう。走行できる距離はメーカーによって異なりますが、時速80km・距離80kmほどが目安です。

またスペアタイヤが不要になるので、車内を広く使うことができ、重量も軽くなります。

ランフラットタイヤのデメリット

ランフラットタイヤは構造上非常に強度が高いため、一般のタイヤに比べて乗り心地が悪い(硬い)ケースが多いです。また、パンクしてしまうと修理は出来ませんので、必ず交換になりますが、ほとんど流通していないため交換までに数日かかる場合がほとんどです。

さらに、タイヤ交換に設備や技術が必要なため、ランフラットタイヤの作業に対応していない店舗もあります。

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